「漫画でわかる!文章力の部屋」へようこそ。
今回の記事ではフレーミング効果について解説していきます。
フレーミング効果をうまく使えば、あなたの文章の印象が良くなり、反応率もアップします。
それでは一緒にフレーミング効果を学んでいきましょう!
漫画でわかる!フレーミング効果
フレーミング効果とは?

フレーミング効果って知ってる?

あ!知ってる。え〜と親指が力の向きで中指が電流で…

それ、フレミングの法則な。
とまあ、茶番はさておき…。
フレーミング効果とはいったい何のことでしょうか?
フレーミング効果とは、
「伝え方や表現を変えることで伝わり方がガラリと変わる現象」 |
のことをいいます。
「フレーミング」は英語の「framing」から来ており、絵画のフレームのような枠となる部分(強調したい文)をどこに置くかにより、読み手に与える印象が大きく変わるというものです。
フレーミング効果をうまく使えば、あなたの記事の印象もガラリと良くなります。
フレーミング効果の例
たとえば、机の上にあるお菓子。
このお菓子は現在2個ありますが、これを「まだ2個もある」と言うか「もう2個しかない」と言うかで、受ける印象は全然違います。
「まだ〇〇もある」「もう〇〇しかない」
・まだ2個もある… プラスのイメージ(ポジティブな印象を受ける)
・もう2個しかない… マイナスのイメージ(ネガティブな印象を受ける)
もちろん、印象を良くするにはポジティブな言い方を選ぶべきですよね。
ほんのちょっと違うだけなのに、与える印象は大きく変わります。
他の例も見てみましょう。
ピザが今だけ〇〇!
「オセロピザ、今だけ50%オフ!」
「オセロピザ、1枚買うともう1枚タダ!」

こんな広告、見たことある。
50%オフも魅力ですが、「もう1枚タダ」と聞くと更にお得感が増します。
これもフレーミング効果の一種です。
※あえて「50%オフ」をウリにしている場合もあります。
「2勝8分け」「10戦無敗」
・10回勝負して2回は勝ったけど残りの8回は引き分けだった➡ 「2勝8分け」
・10回勝負してみたら、一度も負けは無かった➡ 「10戦無敗」
ものは言いよう、とは言いますが2つ目の例では「負けは一度も無かった」ことを強調することで無敵感を与えています。
「10回に1回はミスする」「10回中9回成功」
・10回やったら1回だけ失敗した➡ 「10回中1回失敗」
・10回やって9回も成功した➡ 「10回中9回成功」
成功率が高くても「失敗」のフレーズを使ってしまったためになんだか「失敗することもあるんだ…」といったマイナスな印象を受けてしまいます。
フレーミング効果のシンプルな法則
フレーミング効果を有効活用するにはどうしたら良いのでしょうか?
フレーミング効果には法則があります。
それは
「一番伝えるべき部分」
を
「強調する」
ということです。
フレーミング効果のコツ
フレーミング効果の使い方は、ポジティブに強調するか、ネガティブに強調するかで全然違います。
文の流れに合わせて選ぶ必要があります。
ポジティブな文章例
購入された方の11%は効果が無いと判断しました
⬇
購入された方の89%が効果を実感しました
ネガティブな文章例
皮下脂肪は少しくらいあったほうがいいです
⬇
その皮下脂肪、放っておいて大丈夫?
ネガティブな文章がダメというわけではなく、あえてマイナスイメージのフレーズを使って印象付けている場合もあります。
ちなみに、思わず行動したくなるようなフレーズのことを「キャッチコピー」と言います。
まとめ
フレーミング効果とは
「伝えるべき部分の表現を変えることで伝わり方が大きく変わる現象」
のことだとわかりました。
フレーミング効果をうまく活用して、心をつかむ文章を目指しましょう。
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